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牛舎の”可能性”に注目!牛舎の新築時は見逃すことなかれ!搾乳量アップの決め手となる「次世代閉鎖型牛舎」とは

牛舎の”可能性”に注目!牛舎の新築時は見逃すことなかれ!搾乳量アップの決め手となる「次世代閉鎖型牛舎」とは

宮崎県中部に位置する新富町で、三世代続く酪農農家「株式会社本部農場」。2019年の搾乳ロボット導入に伴い、パナソニック環境エンジニアリング株式会社が開発した『次世代閉鎖型牛舎システム』を採用した牛舎を増設。それにより、親牛の数を120頭から250頭に倍増。また、本システムをより有効に活用すべく、翌年には糞尿をオートメーションで液肥や発電に換えるバイオマスプラントを新築するなど、事業効率化に取り組む代表取締役の本部博久さんと、それをサポートするパナソニック環境エンジニアリング株式会社の岸之上主任に話を伺いました。

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畜産業界の未来を変える!
牛も人も快適な環境に導く『次世代閉鎖型牛舎システム』

牛たちは畜産農家にとって最大の財産。牛舎はその牛たちが毎日過ごす大切な場所です。しかしながら従来の牛舎は、暑熱期における非効率な空調、野鳥・害虫などの侵入による細菌の媒介、また舎内におけるアンモニアガス滞留によるニオイなど、従業員の労働環境という点においても多くの課題が存在しています。
そういった数々の課題解決に立ち向かうべく、パナソニック環境エンジニアリング株式会社が新たに取り組む『次世代閉鎖型牛舎システム』についてご紹介します。

ロボットを併用することで、人手をかけずに牛舎内はきれいな環境を維持できます

この『次世代閉鎖型牛舎システム』はこれまでの開放型牛舎とは違い、周囲を壁で覆った構造になっています。牛舎の桁(長手)側に、同社のシミュレーション解析で最適化された換気扇を広範囲に配置。一方に給気用ファン、反対方向に排気用ファンをそれぞれ設置し、風の流れを一方向化することで舎内の空気環境を一定に保ちます。

また、THI(温度湿度指数)制御システムにより、温度・湿度・風速をコントロールすることで舎内環境を最適化。夏期の高温時には噴霧装置によるミストも併用し、牛の体感温度を下げることで、より一層快適な環境を実現しました。

牛舎内から見た排気用ファンと牛たち

全体換気により一定風速をつくることで、アンモニアガスの低濃度化、刺蝿・蚊の活動抑制にも効果が見られました。宇都宮大学による実証試験でも具体的な数値で証明がなされており、本システムは同社の研究成果により生まれた、まさに畜産業界の未来を変える次世代システムと言えるのです。

本システムが稼働する新舎で育つ牛たちは快適に過ごせている様子

システム導入で搾乳量アップ!
安定経営&牛のストレス軽減で、牛舎の重要性を実感

牛舎新築時に同社のシステムを導入した株式会社本部農場代表取締役の本部博久さん

本部博久さんは2019年の『次世代閉鎖型牛舎システム』導入と同時に、株式会社本部農場代表取締役に就任。その後もICTを積極的に採用し精力的に事業の効率化を図っていますが、宮崎における酪農の未来について実は農業大学校時代から、ある想いを持っていました。

本来多くの学生が、酪農の先進地である北海道での研修を選ぶ中、宮崎という南国で酪農をするためには、暑熱期への対策を学ぶことが重要と考え、一人、種子島での研修を選択しました。

南国・宮崎では、北海道と同じ酪農経営は不可能に近いといいます。一般的に夏場に牛乳の価格が高くなることから、その時期いかに搾乳率を上げるかが売上アップのポイントです。そのためには何をすべきか試行錯誤を繰り返す中、2年前に搾乳ロボットを導入するチャンスが訪れました。
その際、『次世代閉鎖型牛舎システム』を導入している牛舎を見学することに。牛舎に足を踏み入れた瞬間、これまでに感じたことのない空気感に衝撃を受け、その場で採用を決意しました。これまでにも多くの最先端施設を見学してきましたが、短距離横断換気のシステムはその時が初めて。牛舎全域を平均的に風が通るため、牛たちにもストレスの少ない環境が実現できると確信しました。

南国・宮崎での酪農への想いを語る本部さん。目標は大きく、親牛1000頭を目指したいとのこと

そこで、すぐに新舎用の土地を確保し、導入に向けパナソニック環境エンジニアリング株式会社へ相談をしました。すると同社から、先進の気流シミュレーション技術を活用した空調プランから、施設全体の設計プランまでをトータルで提案されたことで、仕様について悩むこともなく、スムーズに本システムを導入することができました。

7月と8月の期間、牛の体温が上昇し精子が着床しないため繁殖を休ませていましたが、導入後は体温上昇を抑えることができたため、一年を通して繁殖ができるようになりました。
また、暑熱期における牛の食欲も明らかに改善され、導入前は1日2回の搾乳でしたが、導入後、搾乳ロボットとの相乗効果もあり、多い時は牛によって1日5回まで搾乳が可能となり、全体の搾乳量が2〜3割アップしました。

事務所に設置されたモニター画面で、牛舎の状況をひと目で確認が可能

「牛に最適の環境を与えれば、必然的に牛もそれに応えてくれます。同じ悩みを持った経営者の方には、牛にとって何が良いかを優先した畜舎設計をお勧めします。また今回導入したシステムは、ファンによって風を強制的に発生させる仕組みのため、畜舎を新築する際、建物の向きもあまり制約を受けないこともメリットとして挙げられると思います」と、教えていただきました。

任せて安心!プランニングから施工までを一気通貫。
畜産業界の未来を照らす充実のトータルサポート

パナソニック環境エンジニアリング株式会社の岸之上さん

全国にサービスを展開し、問い合わせにもエリアごとに対応。システム提案から導入までをトータルでサポートするパナソニック環境エンジニアリング株式会社。同社西日本エリアにおいて、農業分野のシステムソリューションを担当する岸之上主任に、このシステムへの想いを伺いました。

これまでの牛舎は開放型が一般的で、暑熱対策という点では扇風機と外風に依存していました。そのため、私たちが暑熱対策のポイントと考える「安定した体感風速」と「新鮮な空気の供給」、これが十分実現できていませんでした。

そこで同社は、この課題に取り組むべく綿密なシミュレーションを繰り返しデータ化することで、このシステムを完成させることができました。もちろん自動制御システムですので、管理にはほとんど人手はかかりません。そういった点においても省力化を実現できるシステムとして皆様にご提案をしています。

事業構想から計画実施まで年単位でお客様と向き合います

最初の導入から約6年、畜産業界の未来をサポートすべく、現在20カ所以上の導入を実現することができました。今後も日々改善を重ねながら、システムの完成度を高める努力を行ってまいります。
これから新たに検討される方には、これまでの実績を活かしたトータルサポート体制をご準備しております。
興味のある方は是非お気軽にご相談下さい。

【取材協力】

本部農場
〒889-1406
宮崎県児湯郡新富町大字新田13777-1
TEL:0983-35-1020

【問い合わせ】

パナソニック環境エンジニアリング株式会社
〒564-0064
大阪府吹田市垂水町3丁目28番33号
TEL:06-6338-1852(代表)

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