農業の基本となる土づくりを酵素の力が助けてくれる!
ゆにわの里がある南区庭代台(にわだに)は、堺市内から車で30分ほどの豊かな自然が残るエリアです。近郊農業を営む農家が多く、田んぼや畑が広がっています。この地で10年以上、農薬と化学肥料を使わない自然栽培の米づくりを行っているのが、寺田さん。
ゆにわの里では20haの田んぼで酒米を栽培しています。2019年に大阪府で初のJGAP認証を取得。栽培した酒米は地域の酒蔵へ卸したり、米粉などに加工して販売まで一貫して行っています。また、長年の実践で得た経験や知見を同じ志を持つ農業従事者や新規就農者に伝え、指導する活動にも力を入れています。
就農当初は地域農家さん指導のもと、慣行栽培で野菜と米を栽培。しかし、農薬や化学肥料を当たり前のように使うやり方に疑問を抱きます。
そこで、千葉県にある自然農塾で1年間、自然栽培の米づくりを学んだ寺田さん。翌年から自身の田んぼで20aから自然栽培をはじめます。
農業を営むうえで必要不可欠な地域のルールや関り。どんな地域でも実践しやすい農法であれば、ハードルはぐんと下がります。
豊かな実りを得るためには、多様な微生物を土壌に増やす必要があるからです。そこで、微生物の餌となる植物堆肥を使います。
しかし、これだけでは地力を上げるための微生物が増えるまでに、かなりの時間がかかってしまうと語る寺田さん。
化学肥料は足りない栄養分を補うのですが、『ZEROのちから』は補うのではなく土本来の力を戻してくれるイメージです。
導入初年度から成果あり!生育が旺盛になり収量がアップ
ゆにわの里では2021年に『ZEROのちから』を導入。その年の米づくりで早速、効果があったそうです。
私の実践方法は、代かきの際に10aあたり10リットルの『ZEROのちから』を入れて全体的に耕します。その次に、田植え後2週間くらいのタイミングで、10aあたり10リットル入れる。たったこれだけです。
費用にすると10aあたり約1万円と、コスト面でも実用的。慣行よりも大幅に経費を抑えられ、持続的な農業ができると笑顔で語ります。
農薬を使わずに栽培するには、多様な微生物の住処となる豊かな土壌が必要です。しかし、すべてのほ場がそうではありません。そのために有機物を使ったりするのですが、結果が出るまでには数年単位の時間がかかる。そこで、助けになるのが『ZEROのちから』なんです。
『ZEROのちから』の即効性に驚いた寺田さん。これさえあれば、難しいと言われる自然栽培での営農も可能だと確信したと振り返ります。
皆さんそれぞれに効果があったようで、次の米づくりにも使いたいとリピートをいただいています。
ほ場の生態系が元に戻り、害虫や病気の被害が減る効果も!
このように、多くの反響がある『ZEROのちから』。その開発者で株式会社ZEROの代表取締役の西村さんにも話しを伺いました。
元々は地球環境の保全のために、一翼を担いたいと考えたのが始まりですが、微生物を活性化できるなら、農業の分野にも貢献できるのではないかと考え、自社でさまざまな実証実験に取り組みました。
バクテリアなどの微生物は目に見えませんが、目に見えて分かるものもあるんですよと語る西村さん。
土壌微生物を活性化させ、栄養豊富なほ場へと改良してくれる『ZEROのちから』。農業の基本である土づくりに貢献してくれるとなれば、自然栽培だけでなく、すべての農法に取り入れるメリットがあるのではないでしょうか。資材費がどんどん高騰しているなか、コストを抑えられるのも魅力です。寺田さんも西村さんも、全国どこへでも駆け付けるそうなので、興味を持たれた方はぜひ一度お問い合わせを!
ゆにわの里では、これまでの取り組みを多くの人に知ってもらいたいと、ドキュメンタリー映画『水縹』を製作。その上映会を全国で開催し、農業の楽しさや食の安全を伝える活動も行っています。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
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