春が旬の野菜12選
1. アスパラガス
アスパラガスの特徴は?
アスパラガスはユリ科の野菜で、若い芽を食用としています。古くはヨーロッパで栽培され、日本には江戸時代に伝わりました。
アスパラガスには、グリーン、ホワイト、紫の3種があります。
グリーンアスパラガスはさわやかな風味とわずかな苦味が特徴で、しっかりとした味わいがあります。ホワイトアスパラガスはアスパラガスを軟白栽培したもので、日光を遮って育てることでクリーミーな食感を持ち、紫アスパラガスはグリーンアスパラガスと比べて柔らかく甘みが強いことが特徴です。
ゆでる際は、根本の硬いところを折り取ってから長いままゆでると栄養が保たれ、自然な甘みを味わうことができます。
アスパラガスの選び方は?
アスパラガスを選ぶ際には、全体が濃い緑色をしていて、穂先がしっかりと締まってピンとしているものを選びましょう。茎は太くずっしりと重みを感じるものが良く、切り口がみずみずしく新鮮であることも重要です。
シワがあるもの、切り口が乾燥しているもの、色があせているものは避けたほうが良いでしょう。
2. キャベツ
キャベツの特徴は?
春キャベツは丸い球形で、内部は黄緑色をしており、葉の巻きがゆるく、柔らかめでみずみずしい特徴があります。冬キャベツに比べると葉の厚みが少なく、シャキシャキとした食感が特徴です。
みずみずしい春キャベツは、3月中旬から4月にかけて出回りますが、生で食べることがおすすめです。サラダやつけ合わせ、ピクルスのほか、お好み焼きなどにも利用されます。
キャベツの選び方は?
キャベツ選びのポイントは季節によって異なります。
春キャベツは巻きがゆるく、葉がやわらかいものがおいしいですが、冬キャベツは巻きがしっかりと詰まっていて重量感のあるものが良いでしょう。共通していることは、葉の色が濃くツヤとハリがあるものを選ぶことです。
外葉の状態も重要で、みずみずしくしっかりとしているものが鮮度の高さを表しています。また、軸の切り口が新しく太すぎないものを選ぶことで、芯が小さい味の良いキャベツを見分けることができます。
3. スナップエンドウ
スナップエンドウの特徴は?
スナップエンドウは、サヤエンドウやグリーンピースと同じ「マメ科エンドウ属」の仲間で、成長してもさやがかたくならず、さやごと食べられる特徴があります。春野菜の一種で、別名スナックエンドウとも呼ばれ、日本では1970年代ごろから流通し始めました。
プリプリとした食感とみずみずしさ、やさしい甘みが特徴で、栄養素も豊富です。料理の際には、筋やへたを手で簡単に取り除いてから使用すると良いでしょう。
スナップエンドウの選び方は?
スナップエンドウを選ぶ際には、まず鮮やかな緑色をしたものを選ぶことが大切です。また、さや全体がふっくらと丸みを帯び、ハリがあるものを選ぶようにしましょう。豆がしっかりと育っている証拠であり、実が詰まっているほど甘みが楽しめます。
キズがあったり茶色がかったりしているものは避けたほうが良いです。
4. ジャガイモ
ジャガイモの特徴は?
ジャガイモは世界に2000種以上もあり、有名な男爵やメークイン以外にも日本では約20種類ほどの品種があります。
ジャガイモの主要産地は北海道で、国産ジャガイモの約80%が北海道産です。
ジャガイモの選び方は?
ジャガイモは、皮が薄く表面がなめらかで、全体的にふっくらとした形を選ぶようにしましょう。大きすぎず中玉程度が良いです。
柔らかくしなびたものや、キズや斑点があるものは避けましょう。
新ジャガイモは、薄い皮でシワがなく、皮が剥がれやすいものが新鮮です。
品種によって形や重さに違いがあり、「男爵」は丸い形、「メークイン」はややへん平で重いものが良いです。
食べる前に変色や発芽が見られたら、その部分をしっかり取り除いて調理しましょう。
5. タケノコ
タケノコの特徴は?
タケノコは春が旬の食材で、若い芽の部分を食べます。収穫後はえぐみが増すため、早めに下処理をしましょう。
スーパーでは1年中購入できますが、旬のものは食感や香りがよいです。
タケノコは土佐煮やタケノコご飯、天ぷらなどにして楽しめます。
タケノコの選び方は?
タケノコを選ぶ際には、形が整っていてずっしりと重みがあり、皮が淡黄色でつやがあるもの、穂先は黄色で開いていないものが良く、切り口は変色していないみずみずしいものを選びましょう。
根元のブツブツは赤くなっていない白いものを選ぶのが良いです。
6. タマネギ
タマネギは世界中で親しまれている野菜の一つで、その使用方法は非常に多岐にわたります。生でサラダにしたり、炒め物に加えたり、スープの材料としても重宝されます。一年を通して手に入れることが可能ですが、特に春の新タマネギは甘みがあり、多くの料理で活躍してくれます。
タマネギの特徴は?
タマネギは、世界中で広く使われており、古くからエジプトや南ヨーロッパに至るまで広い地域で栽培されてきました。
日本では江戸時代に伝わり、明治時代から本格的に栽培が始まったとされています。
一般的な流通タマネギは、収穫後1カ月程度風干しし、貯蔵庫で保管され、翌年までに出荷されます。
また、春には新タマネギが出回り、柔らかく、辛味も少ないという特徴を持っています。
タマネギの選び方は?
タマネギを選ぶ際には、太く丸々としているもので、首と根の部分が小さくぎゅっと締まっており、表面の茶色い皮が乾燥して艶があるものを選びましょう。手に持ったときに重みを感じ、硬く締まっているものが良いです。
また、傷や空洞がなく、中心部分が傷んでいないことを確認しておきます。
葉付きの場合は、葉が青々としているものを選ぶと良いです。
7. フキノトウ
フキノトウの特徴は?
フキノトウは春先に芽を出すフキの蕾で、独特な香りと苦みが特徴的です。
また、高血圧などに効果があるカリウムを豊富に含み、香り成分のフキノリドは胃腸の働きを良くすると言われています。
フキノトウの選び方は?
フキノトウを選ぶ際は、つぼみが固くて葉が閉じているものを選びましょう。開いてしまった葉は苦味が強くなる傾向があります。また、外側が黒ずんでいない、鮮やかな緑色のものが良いです。
葉が鮮やかでツヤがあり、つぼみの形を保っているものを選び、大きすぎるものや傷のあるもの、乾燥しているものは避けましょう。
8. ソラマメ
ソラマメの特徴は?
ソラマメはマメ科の植物で、原産地は西南アジアです。名前の由来は、さやが空に向かって伸びることから。繭のような形状から「蚕豆(かいこまめ)」とも呼ばれます。
鮮度が落ちやすいため、購入後はさやに入れたまま保管し、ゆでる直前にさやから出すのが良いです。
ゆでる際は塩と少量の酒を加えて2分間調理すると、青臭さを和らげることができます。
ソラマメの選び方は?
ソラマメを選ぶ際は、さやが鮮やかな濃い緑色で、筋の部分が茶色に変色していないものを選びましょう。表面のうぶ毛が残っているものが新鮮です。
さやから出して売られているものもありますが、空気に触れると風味が失われるため、できるだけさや入りのものを選びましょう。
さやに豆の形がくっきり見え、豆がそろっているものが良質です。
9. ルッコラ
ルッコラの特徴は?
ルッコラはアブラナ科キバナスズシロ属の一年草で、原産地は地中海沿岸からアジア西部です。古代ギリシャやローマ時代から食用にされており、クレオパトラも美容のために食べていたとされる歴史あるハーブです。辛味や苦味が特徴で、サラダや炒め物に利用されます。
日本では明治時代に入ってきて、イタリア料理の普及とともに広まりました。現在は全国で栽培され、通年で手に入ります。
ルッコラの選び方は?
新鮮なルッコラを選ぶ際は、葉の色が濃く、ピンと張ってみずみずしいものを選びます。茎がしっかりしており、緑色や黄緑色が鮮やかなものが理想的です。
黄色っぽくなっているものは避けましょう。
葉の色が濃いルッコラは風味が強く、苦味や辛味も強いため、風味を楽しみたい方におすすめです。一方、風味が苦手な方は茎が細いものを選ぶと、味がやわらかくなり食べやすくなります。
10. ウド
ウドの特徴は?
ウドは、新芽から茎、若芽、皮に至るまで食用可能で、シャキシャキした食感とさわやかな香り、ほのかな苦味が特徴です。特に天然物は風味が強く、栽培物に比べて苦味が少なく、アスパラギン酸を多く含む健康的な野菜です。
生食も可能ですが、アク抜きのために皮を厚めにむき、酢水に浸すとよいでしょう。
穂先や脇の茎は苦味がありますが、揚げ物にするとその苦味が和らぎます。
ウドの選び方は?
新鮮なウドを選ぶポイントとして、穂先の芽がピンとしてみずみずしく、根元から穂先まで太くまっすぐなものを選びましょう。茎が白くシャキッとしており、うぶ毛が全体に密に生えているものが理想的です。
また、うぶ毛がびっしりとついているのは新鮮さの証と言われています。これらの特徴は、ウドがまだ若くて柔らかく、風味豊かであることを示しています。
11. グリーンピース
グリーンピースの特徴は?
グリーンピースはサヤエンドウが成長し、完熟前に収穫される実エンドウの一種です。
缶詰や冷凍品として年中出回っていますが、生のものは豆ごはんやスープにすると、豆の栄養分を逃さずに楽しめます。炊飯時にはさやを一緒に入れると風味が増します。
ゆでる際は、沸騰した塩水で2〜3分調理します。急に冷ますとしわが寄るので、ゆで汁に水を細く加えながらゆっくり冷ますとよいでしょう。
グリーンピースの選び方は?
グリーンピースを選ぶ際は、さや付きのものを選ぶことが重要です。さやがふっくらしており、全体的に鮮やかな緑色でハリがあるものを選びましょう。
さやがピンとして実がしっかり入っているもの、割れていたりシミ・黒ずみがあったりするものは避けたほうが良いです。
12. セロリ
セロリの特徴は?
セロリはさわやかな香りとシャキシャキとした食感が特徴の洋野菜で、西洋料理においては煮込みやスープ、ブーケガルニの材料としても使用されます。特に肉や魚の臭み消しに欠かせません。
葉にはカロテンが豊富なので、スープに刻んで加えると良いでしょう。硬い茎の筋を取り除くときは、ピーラーを使うと便利です。
セロリの選び方は?
新鮮でおいしいセロリを選ぶためのポイントは、葉が濃い緑色でみずみずしいこと、茎が太く肉厚で筋の間が盛り上がっていることです。節より下の茎が20cm以上あるものは料理に使いやすいのでチェックしておきましょう。
また、葉が黄色くなっているものは避けたほうが良いです。
春が旬の野菜のおすすめレシピ10選
タケノコと鶏肉、菜の花の炊き合わせ | AJINOMOTO PARK
材料 | ・ゆでタケノコ ・鶏もも肉 ・AJINOMOTO さらさらキャノーラ油 ・水 ・しょうゆ ・みりん ・ほんだし ・菜の花 |
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調理目安時間 | 20分 |
>>AJINOMOTO PARKの「タケノコと鶏肉、菜の花の炊き合わせ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
鮭と春キャベツのバター炒め | AJINOMOTO PARK
材料 | ・生鮭 ・やさしお ・キャベツ ・マイタケ ・酒 ・丸鶏がらスープ ・バター ・こしょう ・白ごま ・AJINOMOTO サラダ油 |
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調理目安時間 | 20分 |
>>AJINOMOTO PARKの「鮭と春キャベツのバター炒め」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
焼きソラマメ | AJINOMOTO PARK
材料 | ・ソラマメ ・瀬戸のほんじお、または瀬戸のほんじお焼き塩 |
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調理目安時間 | 15分 |
>>AJINOMOTO PARKの「焼きソラマメ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
アスパラの肉巻き | クラシル
材料 | ・アスパラガス ・豚バラ肉 (薄切り) ・塩 ・黒こしょう ・片栗粉 ・サラダ油 ・酒 ・みりん ・砂糖 ・しょうゆ |
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調理目安時間 | 30分 |
費用目安 | 500円 |
>>クラシルの「アスパラの肉巻き」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
コロコロ甘辛新じゃが | Cookpad
材料 | ・小さい新じゃが ・しょうゆ ・砂糖 ・みりん ・酒 ・水 |
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>>Cookpadの「コロコロ甘辛新じゃが」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
新玉丸ごとコンソメスープ | DELISH KITCHEN
材料 | ・新玉ねぎ ・ベーコン ・オリーブオイル ・水 ・塩 ・コンソメ ・パセリ ・粉チーズ |
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調理目安時間 | 30分 |
費用目安 | 200円 |
>>DELISH KITCHENの「新玉丸ごとコンソメスープ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
3種のたっぷりきのことルッコラのパスタ | DELISH KITCHEN
材料 | ・スパゲティ ・エリンギ ・シメジ ・マイタケ ・ルッコラ ・みじん切りニンニク・オリーブオイル ・顆粒コンソメ ・酒 ・パスタのゆで汁 ・しょうゆ ・アンチョビペースト ・バター ・塩 ・黒コショウ |
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調理目安時間 | 20分 |
>>DELISH KITCHENの「3種のたっぷりきのことルッコラのパスタ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
スナップエンドウの和風たまごサラダ | DELISH KITCHEN
材料 | ・スナップエンドウ ・ゆで卵 ・マヨネーズハーフ ・すりごま ・和風だし ・塩昆布 ・かつおぶし |
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調理目安時間 | 3分 |
>>DELISH KITCHENの「スナップえんどうの和風たまごサラダ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
菜の花とベーコンのニンニク炒め | E・レシピ
材料 | ・菜の花 ・ベーコン ・ニンニク(薄切り) ・塩コショウ ・オリーブ油 |
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>>DELISH KITCHENの「菜の花とベーコンのニンニク炒め」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
ふき味噌 | DELISH KITCHEN
材料 | ・フキノトウ ・サラダ油 ・酒 ・みりん ・砂糖 ・みそ |
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調理目安時間 | 30分 |
費用目安 | 1300円 |
>>DELISH KITCHENの「ふき味噌」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
春野菜を食べるメリットは?
ビタミンなどの栄養素がたっぷり
春野菜は風味が豊かで、ビタミン・ミネラル・食物繊維がたっぷり入っており、疲労回復を助けてくれます。
花粉などで起こる皮膚トラブルや便秘の予防にも効果があります。
毎日仕事などで忙しく、疲れてしまう体を回復させるために、春野菜をたっぷり食べるのも良いでしょう。
他には、セロリなどのセリ科の春野菜には精油の成分であるテルペン類がたっぷり入っています。
テルペン類は、血行促進・抗酸化作用・ストレス緩和など、現代人にとって必要な効果があるのです。
疲れを感じている人やこれからの体の不調を予防したいと考えている人に、春野菜はぴったりです。
苦味によるデトックス効果
タマネギや山菜には独特の苦味があります。春野菜には苦味があると言ってもいいほど苦味はつきものです。
そんな春野菜の独特な苦味は、「植物性アルカロイド」という成分によるものです。
「良薬口に苦し」と言われているように、春野菜の苦味にも健康にいい効果がたっぷりあります。
植物性アルカロイドの効果として、腎臓のろ過機能の向上や、新陳代謝促進の効果があります。
冬は蓄える季節であるため、良いものだけではなく、悪いものも体にため込んでしまいます。
ためこまれた毒素を春野菜の効果でデトックスし、不足している栄養素を補給することができるのです。
春野菜の効果的な食べ方は?
キャベツやルッコラなどの葉物
春野菜には葉物が多く、サラダや炒め物などさまざまな料理にすることができます。
葉物にはイソチオシアネートという成分が含まれており、肝臓のデトックス効果があります。
甘味のある春キャベツには、胃の粘膜を強くして消化を助ける栄養素であるキャベジンが含まれています。
葉が柔らかくて食べやすいため、生のまま食べるのがおすすめです。ドレッシングを少しかけたり、ニンジンやスライスしたタマネギを組み合わせることで味や食感の変化が楽しめます。
軽く油炒めにして食べたり、ざく切りにしてスープや味噌汁などの汁物に入れて歯ごたえを楽しむことができる料理がおすすめです。
タケノコなどの山菜
春は山菜がおいしい季節です。自然の恵みを料理に取り入れることで、健康をサポートしてもらえます。
山菜の代表であるタケノコは、煮物にしたり、汁物にしたり、炊き込みご飯にするなどさまざまな料理方法があります。
どんな料理でも香りを楽しむことができるので、食欲アップにもつながります。
タケノコには、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維を摂取することによって、腸の中の老廃物を排出できるのです。それだけではなく、塩分排出の効果があるカリウムも豊富なので、塩分を取りすぎてしまう現代人にとってありがたい野菜です。
生で食べる新タマネギ
春の野菜は、通常のものと違った特徴を持つものがあります。その一つが新タマネギです。
新タマネギには、血液をサラサラにする効果もあるアリシンが含まれています。
血液をサラサラにすることで、血栓の予防に効果があるため、脳梗塞や心筋梗塞の予防につながります。
タマネギは通常生だと辛みがありますが、新タマネギは辛みが少なく、生で食べるのにぴったりです。
アリシンは熱に弱い成分なので、水にさらさずに生で食べると、新タマネギに含まれる栄養素を体にしっかり摂取することができます。
春野菜は家庭でも育てられる?
豊富な栄養を含む春野菜は、スーパーでもたくさん販売されています。
ですが、家庭菜園で野菜を育てて、自分で春野菜を作ることもできるのです。
野菜の種類にもよりますが、畑のような広い敷地が必要なものと、プランターでも育てられるようなものもあります。
家庭菜園初心者なら、管理が簡単なプランターでの野菜作りがおすすめです。プランターならアパートやマンションのベランダでも野菜を育てることができるので、場所を選びません。
春に収穫できる家庭菜園におすすめの野菜は?
春キャベツ
サラダに欠かせないキャベツは、育てる時期をずらすことで季節を問わず楽しむことができます。
春に取れる「春キャベツ」は、通常のキャベツと比べて、葉の巻きが緩く、全体的に柔らかくなっています。
キャベツの芯に近づくにつれ、白くなっていくのが通常のキャベツですが、春キャベツは中まで黄緑色をしています。
シャキシャキとした歯ごたえを楽しむことができ、冬に取れるキャベツよりもみずみずしさがあります。
春キャベツを春に収穫するためには、2月下旬から3月中旬に種まきを行い、適切な保温下で育苗します。3月中旬から4月中旬に植え付けを済ませ、日当たりと風通しが良い場所を選びます。定植後、適切な水やりと肥料管理を心がけ、5月から6月ごろにかけて収穫します。葉が引き締まって硬く感じる時が収穫の最適期です。
新タマネギ
新タマネギは、3月から4月ごろに収穫するタマネギです。通常のタマネギは5月〜6月ごろに収穫するため、新タマネギは早取りのタマネギということになります。
5月から6月に収穫するタマネギは、日持ちをよくするため収穫後に1カ月ほど乾燥させる期間を設けます。ですが、新タマネギの場合は乾燥させることなくすぐに食べられます。
新タマネギを春に収穫するためには、9月中旬から下旬に種まきを行います。種まき後、発芽を促すために水やりと保温をしっかり行い、苗が草丈6~7cmに成長したら間引きします。草丈が20~25cmになったら、10月から11月にかけて畑に定植します。冬の間、苗を霜柱や乾燥から守り、適度な追肥を行います。春になると成長が活発になり、4月から5月に茎が倒れた時が収穫のサインです。
新ジャガイモ
家庭菜園や初心者向けの野菜の一つがジャガイモです。春と秋に収穫が可能で、春に取れるジャガイモは「新ジャガイモ」と呼ばれています。
ジャガイモは根っこが肥大化したようなものに見えますが、じつは茎が肥大化したものなのです。
ジャガイモを作るときには種芋を土に植えますが、土の中では種芋より上の部分にジャガイモが実ることになります。
ジャガイモは日光に当たるとソラニンという人体に毒のある物質を生成します。そのため、ジャガイモを土より上に出すことなく育てることが大切です。
新ジャガイモを春に収穫するためには、2月中旬から3月上旬に種芋を植え付けます。日当たりの良い場所で育て、水はけの良い土を準備しましょう。種芋はカットしてから植え付け、適度な水やりと肥料を与えます。生育期間は約3カ月で、収穫は梅雨入り前後の5月下旬から6月上旬が目安です。
イチゴ
春が来ると毎年イチゴ狩りに出かけるという人も多いのではないでしょうか。イチゴは畑で作ることができるのはもちろんですが、プランターでも栽培可能なので、育て方のコツをつかめば初心者でも育てることができます。
家庭菜園だけではなく、ストロベリーポットなどの道具を使うことでガーデニングとしても楽しめます。
イチゴも品種により味が大きく異なりますが、スーパーなどで販売されているイチゴやイチゴ狩りでのイチゴとはまた味の違うものを食べられます。
イチゴを春に収穫するためには、10月に苗を植え付けます。植え付け前に土壌を準備し、苗の根元の膨らんだ部分(クラウン)が地上に出るように注意して植えます。冬の間は寒さ対策を行い、根元にわらを敷くと良いです。2月には古い葉を取り除き、追肥を行いましょう。3月に花が咲いたら、筆や綿棒で人工授粉を行います。受粉後、約40〜50日で収穫可能となり、4月から5月にかけておいしいイチゴが楽しめます。
大根
味噌汁・煮物・漬物など、さまざまな料理に使うことができる大根は、ビタミンやカリウムなど、さまざまな栄養素を含んでいます。
いつも食べる大根の白い部分はもちろんですが、じつは大根は葉のほうが栄養価が高いのです。
カロテンや食物繊維などが多く含まれています。
大根は土の中で太らせる育て方をします。
土を深く、しっかりと耕すことでより大きな大根を作ることができます。育て方の手順をしっかりと守れば、初心者でも作りやすいです。
大根を春に収穫するためには、2月から3月に種をまきます。種まきの2週間前までに苦土石灰とよく腐熟した堆肥を施し、深く耕します。1週間前には化成肥料を加えて再度耕します。種まきは一つの穴に5~6粒をまき、1cmほどの土をかけて軽く押さえます。発芽後、間引きを適期に行い、最終的に1本立ちにします。追肥は間引き後に行い、株元に土寄せします。収穫は種まきから約60〜90日後、4月から6月ごろに行います。
ホウレンソウ
おひたしや炒め物にするとおいしいホウレンソウは、冬を越えて春も食べられる野菜です。まだ寒い地方では春になっても朝に霜が降りることがあります。
ホウレンソウは霜に当たると甘みを増す性質があり、まだ肌寒いような春でもおいしく食べることができます。
ホウレンソウは種まきをしてから収穫までの期間が短く、育つ様子を目で見て楽しむことができます。家庭菜園で育てる場合は、日当たりの良い場所で育てるのがおすすめです。
ホウレンソウを春に収穫するためには、2月下旬から3月に種まきを行います。種まきの2週間前に苦土石灰を散布し、1週間前に堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。種まきは深さ1.5〜2cmの溝に行い、種を1〜2cm間隔でまきます。発芽後、本葉が1〜2枚出た時に間引きを行い、株間を3cm程度にします。再度間引きを行い、株間を6cmに広げ、追肥を行います。収穫は種まきから30〜40日後、4月下旬から5月にかけて行います。
カブ
カブは小カブ・中カブ・大カブというように大きさで分けられています。大きさによって育てやすさは異なり、初心者が育てるには、プランターなどで育てられる小カブがおすすめです。
カブを春に収穫するためには、3月から4月に種をまきます。種まきの2週間前に苦土石灰と堆肥を施し、1週間前に化成肥料を加えてよく耕します。種は1〜1.5cmの深さの溝にすじまきし、覆土して水やりをします。発芽後、本葉が1枚出た時に最初の間引きを行い、以降、本葉が増えるごとに間引きを繰り返します。追肥と土寄せを行いながら育て、種まきから約40〜60日後、5月から6月にかけて収穫を行います。
小松菜
プランターや植木鉢などで育てられる野菜の一つに小松菜があります。小松菜は、野菜炒めや味噌汁の具などさまざまな料理に使うことができます。
連作ができる葉物なので、春だけではなく、1年中育てることができます。複数のプランターに時期をずらして種をまくことで、長い期間収穫を行うことができます。
小松菜は、暑さや寒さに強く、冬場は病害虫の心配もないため、プランターや植木鉢などで簡単に育てられる家庭菜園向き野菜の一つです。
小松菜を春に収穫するためには、3月から4月に種をまきます。種まきの2週間前に苦土石灰と腐熟堆肥を施し、1週間前に化成肥料を加えて畝を作ります。種は深さ約1cmの溝に1cm間隔で条まきし、軽く覆土して水やりをします。発芽後、本葉1〜2枚の頃に3〜4cm間隔に間引きし、追肥を行います。種まきから約30〜40日後に草丈が20〜25cmに成長したものから順次収穫します。
ラディッシュ
ラディッシュは、別名として二十日大根とも呼ばれています。種をまいてから1カ月ほどで収穫ができるだけではなく、害虫にも強く、プランターでも育てることができる初心者向けの野菜です。
ラディッシュを春に収穫するためには、3月下旬から4月上旬に種をまきます。プランターに鉢底石と培養土を入れ、深さ1cmの溝に1cm間隔で種をすじまきし、軽く覆土してから水やりをします。双葉が開いたら3cm間隔に間引き、本葉が2〜3枚になったら6cm間隔に再度間引きし、追肥と土寄せを行います。種まきから約27〜30日後、本葉が6〜7枚、根の直径が2〜3cmになったものから順次収穫します。
ソラマメ
ソラマメは旬の時期が短いため、収穫してからの鮮度もすぐに落ちてしまいます。
逆に言えば、タイミングよく収穫できた新鮮なソラマメは、びっくりするほどのおいしさです。
ソラマメを春に収穫するには、10月から11月に種まきを行います。種は斜め下に向けて浅く植え、育苗ポットで育てた後、本葉2~3枚の頃に定植します。冬を越す間に適切な耐寒性を保つため、定植時期には注意が必要です。春になり、気温が上がってきたら追肥と整枝を行い、草丈が70cm程度に達した頃に摘心します。収穫は5月から6月、開花から35~40日後が目安で、サヤが横向きから下向きになり、豆に黒い筋が見えたら収穫適期です。
まとめ
この記事では、春に旬を迎える12種類の野菜を紹介しました。
旬の野菜を選ぶと、栄養価が高い、価格も手ごろなどといった多くのメリットがあります。
それぞれの野菜の特徴を把握し、選び方やおいしく食べられるレシピを試してみましょう。
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