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ワンランク上の農業へ!役立つ資格の取り方・使い方~水田環境鑑定士~(3/3)

連載企画:ワンランク上の農業へ!役立つ資格の取り方、使い方

ワンランク上の農業へ!役立つ資格の取り方・使い方~水田環境鑑定士~

米は日本人の多くが日常的に口にするなじみ深い食べ物。だからこそ安全性が高いものを選びたいですよね。でも、無農薬であれば間違いなく安全!と言い切れるわけでもないため、消費者の方への安全性の伝え方にお悩みの方もいるのではないでしょうか? そんな中、水田の環境を通して米の魅力を伝える資格が2004年(平成16年)から始まっています。

「ワンランク上の農業へ!役立つ資格の取り方、使い方」第四回では「水田環境鑑定士」の仕事について紹介します。

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圃場をセルフチェック! 安全性を確かめ評価の高い商品を

資格を取得したら、実際に自分の圃場を調査してみてはいかがでしょうか。自分の圃場の水質の美しさや生態系の豊かさを確認できれば、そこで生産した米に安全なことを表すラベルを貼ることができます。これがあれば消費者も安心して手に取ってくれそうですね。もしも診断結果が思わしくない場合でも、水田環境鑑定士の知識があれば専門家に頼らずとも圃場の改善につなげられます。

また、ホームページやSNSを活用している生産者の方は、商品だけではなく、圃場の情報も公開してみましょう。日頃消費者が目にすることのない圃場の写真や圃場に生息する生物の写真を合わせて投稿すれば注目度も高まりそうです。季節によって変化する環境を発信することは生産工程の発信にもつながり、アピールの幅が広がります。

食の安全性は、消費者の購買における重要度がますます高まる傾向にあります。有機農作物を販売するためには費用がかかるうえ、有機JAS規格の厳しい検査を通過しなければなりません。水田環境鑑定士が鑑定した正しい生態系が存在する環境で生産された商品であれば、農薬使用の有無とは別の観点から、消費者からの信頼を得られることができそうです。

協会のホームページでは協会に所属する水田環境鑑定士の活動内容が確認できますので、調査内容を詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。
 
<参考>
米・食味鑑定士協会

水田環境鑑定士 / 水田環境特A

上記の情報は2018年2月20日現在のものです。

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