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“会津のへそ”に実りの秋がやってきた! 生産者の情熱とあくなき探究心によって育まれる湯川産農産物の魅力

“会津のへそ”に実りの秋がやってきた! 生産者の情熱とあくなき探究心によって育まれる湯川産農産物の魅力

総面積16・37㎢ほどの小さな村、福島県湯川村。その地形から「会津のへそ」と呼ばれる村に今年も実りの季節がやってきました!村を黄金色に染める田んぼ、近隣市町村から新鮮な農産物が集まる道の駅など、湯川村の秋は訪れてこそ楽しい魅力にあふれています。ふるさと納税で福島県内トップクラスを誇る同村の“おいしい”魅力と共に、村の基幹産業「農業」を支える生産者、直売所スタッフの思いをお届けします。

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福島県内一小さな村に宿る、米作りへの「誇り」

湯川村の米作りを牽引するリーダー的存在の髙橋勝昭さん

湯川村の米作りを牽引するリーダー的存在の髙橋勝昭さん

全国有数の秀品農産物の産地、福島県湯川村。中でも湯川米コシヒカリは、日本穀物検定協会の食味ランキングにおいて最高評価である特Aの評価を受けています。ふるさと納税の返礼品としても人気が高く、2020年度はコロナ渦の中にあっても1億5千万円を超える寄付が寄せられました。

リピーターを中心に全国にファンを持つ湯川米。生産者の1人である髙橋勝昭(たかはし・かつあき)さんは、地域の水稲農家を牽引するリーダー的存在です。取材に訪れた10月中旬も収穫に汗を流していました。
「今年は長雨が続き、天候的に厳しい面もありましたが、みんなの努力で良い米を収穫することができました」と、笑顔を見せる髙橋さんは、村内の生産者仲間と共に任意の組合を作り、機械の購入や、人手を要する田植え、収穫などを共同で行っています。

「湯川村は米の産地というだけあり、1人あたりの栽培面積が大きい地域です。協同組合を作ることで労力が分散され、効率よく作業を進めることができます。田植えや収穫の時期は子供も大人もみんなで手伝う、そんな文化が形を変え、今の時代に継承されているのではないでしょうか」。

作業のほか、栽培についても知恵や経験を持ち寄り、日々、努力を重ねる湯川村の生産者は皆、米作りに誇りを持っています。その姿はいわば、「米作りのプロ集団」。栽培方法や使用農薬など全てにおいて妥協がありません。湯川米の美味しさの秘訣は会津の肥沃な大地と恵まれた気候だけではなく、米作りへの弛みない努力と情熱によって培われていったとも言えるでしょう。

「湯川村の米はどこよりも美味しい。そう言ってもらえることが私たち生産者にとっては何よりの励みです。それに甘んじることなく、さらに技術を磨き、日本一美味しいお米として全国に届けていきたいですね」。

人口わずか3000人ほどの村に宿る米作りへのあくなき探究心と誇り。湯川村は福島県内で一番小さい村ですが、そこにはどこにも負けない心の豊かさ、日本の原風景が今も大切に守られています。一度訪れたら必ず再訪したくなる湯川村は、わたしたち日本人にとっての「心のふるさと」なのかもれません。

道の駅あいづ「農産物マーケット」でつながる「感謝」の連鎖

「おいしい野菜を求めて人が集まることが結果的に地域振興につながっていると感じます」と、農産物マーケットの位置づけを話す丸谷千草さん

「おいしい野菜を求めて人が集まることが結果的に地域振興につながっていると感じます」と、農産物マーケットの位置づけを話す丸谷千草さん

湯川村と隣接する会津坂下町を結ぶ「道のあいづ 湯川・会津坂下」。併設する「農産物マーケット」には野菜を中心に新鮮な農産物、それらを使った惣菜や加工品が所狭しと並んでいます。

「農産物マーケットには湯川村をはじめ、会津坂下町や喜多方市、会津若松市の農産物が1ヶ所にそろうため、地元の方はもちろん、観光客にも喜ばれています」と、話すのはチーフを務める丸谷千草(まるや・ちぐさ)さん。人気の秘密はなんといっても安さと新鮮さ、そして安全性です。約240件の農家が登録している農産物マーケットでは栽培日誌の記録と使用農薬の報告を販売の条件とし、それをもとにスタッフが全ての製品をチェック。徹底した安全管理を行っています。

「生産者の方々が大切に育てた農産物を多くのお客様に安心して買っていただき、湯川村だけでなく会津全体の魅力を知るきっかけになればと思っています。直売所での収益は全て生産者に反映されるので、作り手のモチベーションにもつながっているのではないでしょうか」。

丸谷さんイチオシの湯川産の白菜をはじめ、店内には大根やかぶ、きのこなどこれからの季節に欠かせない食材がズラリ

丸谷さんイチオシの湯川産の白菜をはじめ、店内には大根やかぶ、きのこなどこれからの季節に欠かせない食材がズラリ

価格設定や品出しは全て生産者自身が行うマーケットは消費者との距離が近いことが強み。中でも小規模農家が多い湯川村の生産者は細かい要望にすぐに対応する柔軟さとチャレンジ精神があると丸谷さんは話します。

「市場で人気が高い珍しい品種の野菜の栽培をお願いすると、『作ってみよう!』と、快く対応してくれるので本当に頼りになります。湯川村の農家はもともと自家消費で野菜や米を作っていた方が多いため、愛情を込めて作るその栽培技術に絶大な信頼を寄せています。この地に直売所があることで大切に育てた野菜を売ることができ、それを求めてたくさんの人が集う『道の駅あいづ 湯川・会津坂下』は、感謝の思いがつながる場所だと思います」。

首都圏の有名レストランから直送の依頼もあるほどの品質を誇る会津の農産物は、確実に全国へとファンの輪を広げています。活気あふれる「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」は「農産物マーケット」を中心とした地域のランドマーク的存在と言えるでしょう。

湯川村の秋を体感!「新米祭」開催に向けて

「来年は新米祭りにお越しいただき、湯川村の自然を感じながら新米をご賞味ください」と、参加を呼びかける湯川村産業建設課商工観光係の芳賀友洋さん。

「来年は新米祭りにお越しいただき、湯川村の自然を感じながら新米をご賞味ください」と、参加を呼びかける『湯川村 産業建設課 商工観光係』の芳賀友洋さん

そんな湯川村のおいしい農産物を体感できるのが、毎年10月に開催される「湯川村新米祭」です。新米試食会や稲刈り体験、特産物販売、各種ステージイベントが開かれ、例年大勢の人が参加し、賑わいを見せていますが、2020年度は新型コロナウィルス感染拡大により中止を余儀なくされることに。『湯川村産業建設課商工観光係』の芳賀友洋(はが・ともひろ)さんは口惜しさをにじませるものの、来年度の開催に向け、意気込みを語ります。

「湯川村では減農薬・減化学肥料での栽培にも力を入れており、最適な風土と農家の方々の努力・愛情によって湯川米が生産されています。『新米祭』の替わりにオンラインイベントを開催したり、都内の著名なお米マイスターを村に招いて撮影したPR動画等を活用するなどの取組を行い、全国に湯川村のファンを増やしていきたいです」。

2019年度の「新米祭」の様子。新米試食会や稲刈り体験、特産物販売、各種ステージイベントが開かれ、大勢の人が参加し賑わっています

2019年度の「新米祭」の様子。新米試食会や稲刈り体験、特産物販売、各種ステージイベントが開かれ、大勢の人が参加し賑わっています

湯川米、そして野菜の栽培に欠かせない水に恵まれた湯川村は、北に猪苗代を源とする日橋川、西には阿賀川本流が流れ、村の面積の約7割を農地が占めています。それを耕作し、豊な農産物を育む生産者たちの情熱は脈々と受け継がれ、私たちに食の豊さをもたらしてくれます。
いつの時代も変わらずやってくる湯川村の実りの秋。来年こそは全国のファンと共に、収穫の喜びを分かちえることでしょう。

オンライン交流イベントを実施します

2020年11月22日(日)17:30~よりオンライン交流会を実施致します!

詳細・予約はコチラから

湯川村の交流イベントの様子はコチラ


“福島一小さな村”の大きな魅力。「食体験×交流人口イベント」で、湯川村の食材を味わい尽くす!

湯川村の “おいしい” がオンラインでつながる! バーチャルトリップと共に体験する新しい交流のカタチ

■お問合せ先■
〒969-3593
福島県河沼郡湯川村大字清水田字長瀞18番地

福島県湯川村 産業建設課 商工観光係
電話:0241-27-8831
湯川村ヨンヨンプロジェクトもご覧ください

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