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輝く笑顔のミナモトは無農薬の有機野菜 旬の野菜を味わう喜び

テーマ:結婚して就農

Profile

齋藤 絢子(さいとう・あやこ)さん

作っているもの
働いている場所
農業女子PJ

結婚して就農輝く笑顔のミナモトは無農薬の有機野菜
旬の野菜を味わう喜び

齋藤 絢子(さいとう・あやこ)さん

東京の旅行会社勤務時代に、千葉県一宮町に移住。2人の子供を出産後、近所の有機農家と出会い「人生一度きり!やりたいことをやろう!」と、12年勤めた旅行会社を退職。一年の農業研修を経て、2016年2月に就農しました。笑顔とバイタリティで、野菜の生産から販売までをほぼ一人でこなしています。

作っているもの
無農薬・無化学肥料栽培による露地野菜
働いている場所
ミナモトファーム
  • Q1就農のきっかけは何ですか?

    イベントで、近くにある有機栽培の農家「さいのね畑」のチラシを見つけたことがきっかけです。東京出身で、結婚を機に夫の実家がある千葉県内に移り住むまでずっと東京暮らしでした。目黒の実家の庭で遊んだ思い出や荻窪のアパートでベランダ菜園を楽しんだ経験から、自然と触れ合える田舎暮らしと有機野菜を作ることにずっと憧れがありました。チラシに出会った当時は次女の産休明けで時短勤務だったので、お休みをいただいていた毎週水曜日に「さいのね畑」でまずは農業体験をさせてもらいました。

  • Q2「さいのね畑」で研修をされたということですが、一年間の研修で印象的だったことはどんなことでしょうか。

    農業体験の時には、ただ野菜を作ることを楽しんでいましたが、仕事を辞めて研修を始めてからは仕事としての農業を考えるようになりました。生活を成り立たせるためには、家庭菜園とはけた違いの量と種類をつくり、販売もしなければなりません。私は一人で生産から販売まで行うつもりだったので、「全部ひとりでやるのはとても厳しいよ」と「さいのね畑」の竹川夫妻はとても心配して下さいました。
    一方で、自分で作った野菜だけを食べて生活できるというのはなんと幸せなことか、という実感もありました。旬を感じながら食べる野菜は格別です。その体験が、難しいと言われても一人就農にまっしぐらに突き進んだ原動力になったのかもしれません。

  • Q3農業と子育てを両立するためのご苦労や工夫についてお聞かせください。
    また、お子さんにとって畑が近くにある良い影響などもあれば。

    働く時間と、家事の時間を決めて余計な家事はやらない!と決め、家事も主人と分担しています。例えば、私が早朝の作業をする夏場は、子供たちの朝食と保育所の準備は主人が担当してくれています。日曜日は完全休みにすることを目標に、家族の時間も大事にしたいと思っています。つい、子供たちと遊んでいても仕事の事が頭をよぎったりはしますが……。

    また、袋詰めされた野菜になるまでの工程を子供たちに見せられることは、よい食育の機会だと思います。小学校2年生の上の子は畑に植えられた野菜をほとんど当てることができます。2人とも好き嫌いがなく、野菜を盛り盛り食べてくれます。おやつにニンジンを取り合ってけんかになるほどです(笑)。

    働く現場を子供たちに直接見せられる仕事って、実は少ないと思います。子供たちは、私が忙しくしているので気を使って夕食の準備を手伝ってくれることもあります。母が作った野菜を食べて、子供たちに母の働く姿を直接見せることで、自分たちのやりたい夢を見つけてもらえたらと思っています。

  • Q4ここ最近、貴園や齋藤さん個人が力を入れている取り組みがあれば、その内容を教えてください。

    買いたくなるような袋詰め、直売所での並べ方など、野菜の魅せ方は特に気をつけています。袋の中の野菜の向きをそろえるなど自己流の工夫ですが、主婦として「これなら食べたいー!!」という基準を意識しています。また、接客の言葉、フェイスブックでの告知の文章や告知時間などもお客さんの反応を見て工夫しています。表情や反応からお客さんの気持ちを汲み取ることには、旅行会社での添乗員の経験も生かされているかもしれません。

    1日のスケジュール

  • Q5農業を「やっていて良かった」と思う瞬間は?今後農業を通して叶えたいことや将来の夢を教えてください。

    やはり季節ごとに替わる野菜たちを、旬を感じながらいただくことですね。初夏に、一年ぶりに食べるナスなど、再会した時の喜びは計り知れません!また、毎日広い空の下で作業することも最高に気持ちが良い!今後は、前職の旅行会社での経験を生かして、農業体験や畑でのランチなど、お客さまと畑をつなぐ企画をしていきたいです。

  • 農業女子あるある

    毎度畑で駆け回っているので、子供たちが裸足になったり、服を汚したりしても全く気になりません。

  • 特技

    人と話すのが好きなので、野菜を直接販売するのが得意です。販売が得意なのは良いですが、栽培技術も高められるよう、日々努力しています。

  • 必須アイテム

    ノートです。いつも持ち歩いて、気になったことややるべきことをこまめにメモしています。少量多品目栽培なので、様々な野菜の工程を同時進行で進めなければならず、このノートは手放せません。

  • 私の癒し

    子供たちをつまみに晩酌すること。子供たちの話を聞きながらの夕食時のお疲れビールは最高です!

オンとオフ、どうやって切り替えていますか。

自営業だといつでも仕事が頭から離れないのですが……。

栃木の農家 大塚さんからのお答え

切り替え、難しいですよね!
  

できるだけ仕事も遊びも全力でするように心がけています。

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